最終更新日: 2001年 10月 3日 - 午後 1:00
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居酒屋放浪記
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用事を済ませて玄関先で直ぐ帰るつもりでいると「まあ、寄ってきましょ」や、「まあ、あがっとくれ」 のような言葉を掛けられお誘いを受ける事があります。

お言葉に甘えて家にあがるお茶と漬物、煮物あたりが卓袱台に用意されます。
お茶は熱〜い「日本茶」、漬物は「おな」が圧倒的に多い。
ためらっていると家の人から「あがっとくれ」「(遠慮せずに)たんと食べり」と食を勧められ、「いただきます」...と、 ご馳走になるわけです。

食事を頂いた後は、「いただきました」の挨拶を忘れずに...
家に帰ったら「今日○○さんの家によばれて、ごちそうになった」と親に報告しないと、後から発覚した時怒られる事は言う までもありません。(親からお礼を言って、場合によってはお返しをする必要もありますので)
※ 私も子供の頃は報告を忘れてよく怒られたものです(笑)

第一回目は少ないですが以上です。
本文中に不適切な表現がありましたらお許し下さい。(見直しをして行く予定です)次回以降も引き続き新しい松本弁について 掲載したいと思いますので、お楽しみに。

@解説

  • 「(まあ、)寄ってきましょ」「寄っとくれ」
    「(直ぐに帰らずに)家にあがってお茶でも飲んで行きませんか?」と言うような意味が込められている。
    「(家に)寄る」も「あがる」も標準語だと思いますが、そこに「ましょ」や「くれ」が付いて親しみを込めた言い方になっています。
    使い分けはよく解りませんが、
    「〜しましょう」→ 「〜(し)ましょ」
    「〜してください」 → 「〜してくれ」 → 「〜しとくれ」
    のような短く変化していったのではないでしょうか?
    「寄ってくれ」では無くて「くれ」の前が「と」になるのがポイントです。
  • 「おな」
    信州名産「野沢菜」の事、地域によっては「なっぱ」「おはづけ」とも言います。
  • 「あがっとくれ」
    「(家に)あがって下さい」と「(食事を)召し上がって下さい」と意味は違うが同じ言葉になる特殊な例のひとつ。
  • 「たんと」
    「たくさん」の意味だが、最上級は「た〜んと」と伸ばし方で度合いを現す。
  • 「食べり」
    「(遠慮せずに)食べなさい」と子供に言う時などやさしく言う場合に使う。「食べましょ」や「食べとくれ」はもっと急かした時の 言い方になる。
  • 「いただきました」
    一般的なら「ごちそうさまでした」になるが、「いただきます」の過去形なので「いただきました」になる。考えて見ればなるほど! と思うがりっぱな方言。
    小学校では給食の最後はこの挨拶が当たり前だったが、今はどうなのだろう?
  • 「よばれる」
    簡単に言うと「招待される」になるが、約束も無く急にお邪魔する場合も同じ。確かにその人から声を掛けられ「呼ばれた」のが、 きっかけになっていますが...

@今回のおさらい
あがっとくれ・・・・・・食べて下さい(寄って下さい)
おな/なっぱ/おはづけ・・野沢菜
たんと・・・・・・・・・たくさん
いただきました・・・・・ごちそうさま
よばれる 招待される

よく使われる語尾
〜ましょ (例)あがりましょ
〜くれ  (例)寄っとくれ
〜り   (例)食べり


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